ICUの学び

このページでは、ICUの科目の概要をお話しします。

詳しい科目情報は下記リンクのシラバスにてご確認ください。

ICUの科目は大きく分けて全学共通科目とメジャー科目に分かれています。

それぞれの内訳は以下の通りです。


1.全学共通科目

①語学教育科目
②一般教育課科目
③保健体育科目
④世界の言語
⑤教職課程
⑥学芸員課程
⑦サービスラーニング


2.メジャー

①美術・文化財研究
②音楽
③文学
④哲学・宗教学
⑤経済学
⑥経営学
⑦歴史学
⑧法学

⑨公共政策

⑩政治学

⑪国際関係学
⑫社会学
⑬人類学
⑭生物学
⑮物理学
⑯化学
⑰数学
⑱情報科学
⑲言語教育
⑳言語学
㉑教育学
㉒心理学
㉓メディア・コミュニケーション・文化
㉔日本研究

㉕アメリカ研究
㉖アジア研究
㉗ジェンダー・セクシュアリティ研究
㉘開発研究
㉙グローバル研究
㉚平和研究
㉛環境研究

1.全学共通科目

①語学教育科目

⑴ELP (English for Liberal Arts Program)

ELPを通して、学生は1.Academic English 2. Academic Skills 3. Critical Thinkingを学ぶことが出来ます。


1.Academic English

 英語で開講されている専門科目を受講できる英語の運用能力を身に着けることを目的としています。英語を通してアカデミックな内容の論文に触れ、アカデミックな英語力を身に着けます。ほぼ毎日の授業ですので、自然と英語運用能力が身に着きます。


2. Academic Skills

 英語を使って、グループディスカッションを中心としたゼミ形式の授業を通して、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの技能を身に着けます。特に、論文作成方法であるMLA (Modern Language Association of America)メソッド は学術論文一般の読解、構成、プレゼンなどにも応用できますのでとても重要です。


3. Critical Thinking

 「他人の意見に安易に共鳴してはいけない」と教えられ、ある考えが「論理的に成り立つか」を問います。具体的には、論文を批判的に分析し、他の学生とディスカッションを行い、論文を書くというプロセスを通じて、自主的に学び、多角的な視点から物事を見る力を養います。しかし、ここで注意が必要です。一般的にCritical Thinkingというと他者や周りの環境等の外的な部分に対して行うことを指すことが多いです。しかし、最もCritical Thinkingすべき対象は常に自分自身の内的な部分です。自分自身に対して批判的であることで、自己の新たな一面を発見でき、自己の多様性を得ることが出来ます。


科目

 ARW (Academic Reading & Writing):読解と文法作法

 RCA (Reading & Contents Analysis):精読と英文構成法

 AS (Academic Skills):アカデミック・スキル

 FRW (Foundation of Research Writing) :論文作成基礎

 RW (Research Writing):論文作成


⑴JLP (Japanese Language Program)

下記リンク参照


②一般教育課科目

一般教養科目は以下の5つの科目群に分けられます。

1.キリスト教概論
2.人文科学
3.社会化学
4.自然科学
5.リベラルアーツセミナー


1.キリスト教概論

 ICU唯一の全学生必修科目。様々な教員による授業があります。中には、人気で4年間を通じて受けれない授業まであります。どの授業でもキリスト教の基本的な理念を学習し、その思想的な意義や問題点を探ります。私は学生時代ICUにおいて学ぶ英語、クリティカルシンキング、キリスト教はどれも世界の共通言語だと学びました。全面的には肯定はしていませんが、確かに大いにそういった側面はあると思います。日本にいると、キリスト教徒でない限り、キリスト教を専門家から学ぶ機会はなかなかありません。この科目を通して、世界言語のひとつであるキリスト教を学ぶきっかけを得られます。


2.人文科学

シラバス参照


3.社会科学

シラバス参照


4.自然科学

シラバス参照


5.リベラルアーツセミナー

 リベラルアーツ教育への導入セミナー。定員15名の少人数のセミナー形式で。文献の精読、エッセイの執筆、プレゼン、ディスカッション等を行うことにより、リベラルアーツ教育の理解を深め、学修に必要な方法論的知識や技能を習得することを目的としています。


③保健体育科目

シラバス参照


④世界の言語

シラバス参照


⑤教職課程

シラバス参照


⑥学芸員課程

シラバス参照


⑦サービスラーニング

 サービス・ラーニングは、学生が自発的な意思に基づいて、一定期間無償で社会奉仕(サービス)活動に従事し、「大学での学びを社会に還元し」、「社会での体験を通して知識や理解をより深め」、「それを個々の学習活動(ラーニング)に活かす」という、実践型・循環型の教育プログラムです。サービス・ラーニングへの参加で得た経験や新たな視点は、その後の専修分野の選択、卒論、卒業後の職業選択の基盤となります。


2.メジャー

①美術・文化財研究

美術・文化財を通して「過去」を知り、底に込められた真の意味を探求する。

②音楽

音楽の歴史や理論を中心に、その様々ないみについて比較や分析を行う。

③文学

「文学」を通して、知的に、感覚的に、世界と人間を意味づける。

④哲学・宗教学

存在、認識、倫理。社会、信仰、神について、古今東西の古典に基づいて研究する。

⑤経済学

現代社会を深く理解し、諸問題についての対応策を講じるための基礎となる学問。

⑥経営学

企業行動を多面的に理解し、交渉法方法や意思決定論を学ぶ。

⑦歴史学

世界の様々な地域と文化を時間軸の中で考察する。

⑧法学

正義と人権の探求、そして、新たな人間へ。

⑨公共政策

「問題解決型アプローチ」により、実践的で建設的な政策提案を行う。

⑩政治学

政治が代われば世界が変わる。政治学の知見を実社会に活かす「アーツ」を習得する。

⑪国際関係学

バイリンガル大学ICUで、徹底議論を通して新しい国際関係を学ぶ。

⑫社会学

個人と社会の関りについて、理論的かつ実証的に検証する。現実社会の営みを明らかにする。

⑬人類学

人間存在の普遍性と多様性の両方を理解する。

⑭生物学

生命の多様性とその仕組みを明らかにする。

⑮物理学

自然界を支える真理を解明し、技術に応用する。

⑯化学

自然界と人間活動における物質の変化を探求する。

⑰数学

現代数学を通して、論理的分析的かつ柔軟な思考力を培う。

⑱情報科学

計算理論、プログラミング、ソフトウェア開発を通して情報処理を学ぶ。

⑲言語教育

言語教育に必要な理論的、実践的な知識と技術を習得する。

⑳言語学

人間とは何かを「言語」の科学的分析から探求する。

㉑教育学

教育の様々な課題を多面的に考察、教育の在り方と未来を探求する。

㉒心理学

人間の心を、科学的な方法論に基づいて探求する。

㉓メディア・コミュニケーション・文化

私たちの周りで<意味>が生み出されるプロセスを批判的にとらえる方法を学ぶ。

㉔日本研究

「日本」の様々な側面について考える実践的な場を提供

㉕アメリカ研究

アメリカの過去と現代を学際的に研究する。

㉖アジア研究

アジア地域の多様性を学び、アジアの人々と共に生きるリーダーを育成。

㉗ジェンダー・セクシュアリティ研究

ジェンダーやセクシュアリティーの視点から、新しい知の地平を拓く。

㉘開発研究

エンパワーメントで世界を変えていく。

㉙グローバル研究

21世紀のグローバル社会の問題解決に果敢に挑戦する勇気と判断力を習得。

㉚平和研究

平和を作る人々を作る大学、それがICUの原点。

㉛環境研究

環境に対して学際的で、グローバルな視点を持つ地域市民を育成。


それぞれメジャーの詳しい情報は下記のリンク先でご確認ください。